越谷木遣唄

建築の棟上祝儀、主に久伊豆神社祭礼の練歌・山車の曳き歌として、現在まで伝承されています。

越谷木遣の種類と数

  1. 「地 唄」
    • 遣声(やりごえ)・手古(てこ)・つりかけ・小車・のぞき(元唄と本唄)・ ちょちょけ節・田唄・えんし(元唄と本唄)計10曲

      「遣声」は、いかなる木遣を歌う時も最初に歌う木遣。
      「えんし」は、納めの木遣として歌われます。

  2. 「端 物」
    • 五尺・白酒(其の壱・其の弐・其の参)・鎌倉計5曲

      「端物」とは、1曲ずつ区切って歌います。

  3. 「ニツ棒」
    • 掛束・白酒掛束・掛束城内・さんより様計4曲

  4. 「追掛物」
    • 七福神・東山本・千秋万歳計3曲

      掛物とは、2~3人で各自一区切りずつ追っかけて歌い、節物とも言います。

  5. 「流し物」
    • 鳶掛計1曲

      流し物とは道中物とも言い、江戸時代の街道の中で、 長い道中になると東海道(五十三次)、中山道があります。

以上5つに分類、合計23曲。 他に木遣を身近なものにしようと、越谷市木遣保存会で作詩した「越谷情景」があり、 それらを組み合わせると50曲以上になります。

覚え帳と文句集の一例

木遣楽譜